燃油サーチャージとは、灯油、軽油、重油などの燃料とする
油の価格で決まる料金のことで、運賃とは別に支払います。
海運業界が1970年代に導入したことで
航空、陸運業界も次々と徴収し始めました。
航空業界では、湾岸戦争以降に航空機の燃料に使われる原油の値段が
高騰し、航空会社が燃料代をまかないきれなくなったので
1997年に国際航空運送協会が燃油サーチャージ制度を認めました。
2001年に燃油サーチャージ制度が導入され
航空会社が燃料を用意し、その一部が乗客負担で
徴収されるようになったので現在でもその制度が維持されています。
アジアでは、シンガポールの市場価格が基準になります。
国際便では航空運賃は二国間の協定で決められているので
燃油サーチャージ料は
お互いの航空会社で調整し、政府に申請します。
燃料価格が一定以下の時には
徴収しないという方針も取ることができます。
また、一部の格安航空会社では全く徴収していません。