そもそも世界遺産って何?

世界遺産とは、1972年、国際連合の専門機関であるユネスコによって採択された「世界遺産条約」に基づいて登録された「過去から未来へと引き継がれるべき遺産」の事です。

世界遺産には「文化遺産」「自然遺産」「複合遺産」の3つの種類があります。

「文化遺産」とは記念物や建造物群、遺跡などが対象で、姫路城やタージ・マハルなどがこれに該当します。

「自然遺産」は地形、地質、生態系、動植物の生息・生育地を対象にしており、屋久島やガラパゴス諸島などが登録されています。

「複合遺産」とは「文化遺産」と「自然遺産」双方の価値をそなえているもので、マチュピチュやタスマニア原生地域などです。

世界遺産に登録されるには、10個ある登録基準の1つ以上を満たしている必要があります。

その内1〜6番目までは文化遺産の基準。
7〜10番目は自然遺産の基準となっており、どの基準に適合しているかで種類が分けられていきます。

世界遺産条約の目的は、「過去から未来へと引き継がれるべき遺産」を、国際的に協力し、皆で守っていこう、未来に引き継いでいこう、というものです。

ですから観光の際でも一人一人がこの意識を持つことが大切なのです。