日本は軟水で海外は硬水?

各国の水事情について、よく日本の水は硬度の低い軟水で、ヨーロッパは硬度が高い硬水だといわれます。
硬度とは、1リットル当たり何ミリグラムのミネラルが含有されるかを表した数値で、一般に日本の水は硬度50~60です。

ヨーロッパの水は硬度200~300で、場所によっては500というところもあるので、確かに硬度は高くなっています。

水の硬度が高いことで起こる影響は、まず飲んでしまうと、軟水に慣れている日本人はお腹を壊し、下痢をしてしまいます。
また石鹸が泡立たず、非常に使いにくくなることも知られています。
ただしヨーロッパの水道水は清潔で、衛生的には問題ありません。

島国は軟水の傾向があり、ヨーロッパでもイギリスは軟水です。
フランスなどでは硬水が料理に向かないため、ワインや牛乳を使った料理が発展しましたが、イギリスは料理や酒造りにも水を使います。

しかし、同じ国でも地域によって水の硬度は異なります。
イギリスでは、スコットランドのエジンバラは非常に硬度が低いのですが、ロンドンは高めです。
旅行などに行く際は、その土地の水質を事前に調べることが大事になります。