日本だけでなく、世界中どこへ行っても社交辞令が人間関係の潤滑油となっていることに変わりはありません。
ただ社交辞令はその国、土地ごとに異なるので、海外に行く時には注意しなければなりません。
ここでは、特に誤解を招きかねない事例をいくつかご紹介することにします。
一つ目は愛想笑いです。
これは日本では子どものみならず、大人もよくするしぐさですね。
特に大人は何か都合の悪いことを言われたり、はっきりと断れない時に使うことが多いです。
しかしこれは欧米などでは相手を誤魔化そうとしている、相手を馬鹿にしているなどといった受け取られ方をしてしまい、自分の意志をきちんと言葉で表すことができない非常に子どもじみたやり口に思われてしまいます。
二つ目は考えておく、という言葉の使い方です。
日本では考えておく、という言葉は断りの婉曲表現になり、相手はその意図を汲取ってくれます。
毅然と断るよりもこの方が角が立たず、一種の社交辞令といえます。
しかし、海外では文字通りの意味にしか受け取られませんので、その意味以外での考えておくはNGということを覚えておきましょう。