【8日目】
今日は、午前中、パリのホテルを視察して昼前にタリス(高速列車)に乗ってブリュセルに移動していくつか
ホテル視察をした後、夕方(夜?)、アムステルダムまで移動というハードな日程です。まず、ホテルに荷物を預けたまま、北駅から地下鉄に乗り、市内中心部と反対側行きの地下鉄7号線でポルテ・ド・ラ・ビレット駅まで行き、駅の上にあるフォレストヒルヴィレットホテルを視察です。
オペラ座までは、地下鉄で20分程かかりますが、値段の割りに非常に近代的で部屋のサイズも広いアメリカンスタイルの大型のホテルです。パリの市内中心部ですと足回りは、良いのですが、部屋が狭かったり、ホテルが古かったり、やたらホテル代が高かったりしますので、むしろ、市内中心部から少し離れて、地下鉄の駅に近いホテルの方が良いかもしれません。前回、オペラ座やシャンゼリゼ界隈のホテルは、視察済みなので今回は、旅路を急ぐべく、ホテルに戻って、荷物をピックアップしてタリスに乗るため北駅へ急ぎます。
駅に着いたら、なんと、たくさんの人であふれています。ユーレイルセレクトパスを持っているので、乗車券は、不要ですが、タリスやユーロスターやTGVは、指定席券が必ず必要です。切符売り場は、長蛇の列です。たくさんの人が並んでいて窓口が10箇所くらいあるのに、2つしかあけていません。ひとりを処理するのに5分くらいかかっています。並んでいる人数から逆算すると、1時間くらいかかってしまいます。日本では、考えられないことですが、これがフランスの鉄道事情です。こんなことなら日本で指定席券も購入してくればよかったと後悔しました。(時間が確定できなかったのと、日本で購入するほうが少し高いような 気がしたので、事前購入を躊躇してしまったのが悔やまれます。)
とりあえず20分後に出る列車を見送って、その1時間後に出る列車を予約する作戦です。ところが、待っても待っても列が前に進みません。あと2〜3人で自分の番ですが、列車出発のすでに5分前です。こちらも旅程が詰まっていて、今日中にブリュセルのホテルを視察してアムステルダムまで行かなければいけません。やむおえず、列を離れてタリスに飛び乗るべくホームに向かいます。ところが普通の特急列車と違って、タリスの各車両の乗降口には、頑強な車掌が待ち構えて、指定席券を見せろと言います。「1時間待ったが自分の番が回ってこず、時間がないので、直接、列車に来た。」と身振り手振りで訴えます。車掌も何か、うだうだ言っていましたが、最終的には、その場で30ユーロ(=約4,000円/日本で買えば3,000円だった。ショック)を払って、車掌から直接、切符を買いました。たぶん、車掌から直接、買ったため、無賃乗車料金を徴収されたと思います。窓口で買えばもっと安かったのでしょうが、こちらも時間をお金で買っているようなものなので、しょうがありません。1等に乗れるパスを持っているので、とりあえず、空いている1等の座席に座ります。乗ってしまうとヨーロッパの列車は、ゆったりしていて、混んでいなくて、ゆれが少なく、快適です。
パリを離れて程なくすると、簡単な食事が運ばれてきます。これが、タリスやユーロスターの1等の良いところです。食事をたいらげ、一服すると、もう、ブリュセル南駅です。指定席券を買おうと思って並んだ時間が、1時間20分で列車に乗っている時間が、1時間20分という皮肉な結果になってしまいました。
『教訓』
切符は、事前に日本で購入して出発しましょう!!外国では、日本の感覚では、物事が進まないことが、多々あります。今回は、いい勉強になりました。
ホテルからアムステルダムの中心部までは、たぶんタクシーで20〜30分の距離ですが、ホテルの前にタクシーは見当たらなかったため再度、地下鉄で中心部へ向かいます。中央駅のひとつ手前の駅で下車して徒歩にてアムステルダムの中心にあるダム広場へ向かいます。ちょっと方向音痴になり、遠回りしましたが10分ほどでダム広場に出ました。広場に来るまでにいくつかの小さいホテルの前を通りましたがどのホテルも「今日は、満室」のボードが入り口にかかっていました。まずは、当社がよく利用するダム広場からすぐのところにある
「ドリアホテル」の視察です。入り口にはすでに「満室」のボードがかかっていますが、お構いなしにフロントのスタッフに部屋を見せてほしいと頼みます。しかし、すでに満室で夜遅いため、どの部屋もチェックイン済みで見せられないとのことです。やむなく撤退です。ホテルの印象は、少し古い感じでしたが、ホテル代の高いアムステルダムでは安くて場所がよくため、なんとか合格です。
夜も遅くなり、おなかがすいてきたので、ヨーロッパ最後の夜は、少し贅沢な夕食をと思い、以前、利用したことがある、クラスナポルスキーホテルの中にある日本食レストラン「江戸京」で鉄板焼きを食べようと向かいましたが、すでにオーダーストップでした。しょうがなく、次にアムステルダムでうまいと思われるダム広場横の中華レストランですませました。他にもアムステルダムには、おいしい かきやムール貝の店もありますが今晩は、時間がないため手っ取り早い中華料理です。夕食後、ぶらぶらと近くの飾り窓地区を歩きながら運河沿いに次の視察先のアルバスグランドホテルへ向かいます。とにかく、ダム広場界隈は、昼夜をとわず、いつ来ても人であふれています。さらに、裏手にある運河沿いの飾り窓地区は、夜になると歩けないくらい
観光客や地元の人でごった返しています。アルバスグランドホテルへ向かう途中、有名なホテルヨーロッパが運河から照らされる光線できれいに浮かび上がっています。ハウステンボスにあるホテルヨーロッパのモデルというか、元祖です。一度は、泊まってみたいホテルです。(このホテルは前回、視察しました。)
さらにムントの塔から花市場を通り、アルバスグランドホテルに着きました。このホテルもよくツアーで利用します。ムントの塔や花市場などの観光スポットに近く、ダム広場界隈のように、ざわざわしていないのがよいかもしれません。
前回、アムステルダムに来たときに、たくさんのホテルを視察しましたが、やはり、あすすめは、値段の割りに良い レンブラントレジデンスホテルです。
さあ、ホテル視察も終わり、最後の夜は、散財すべく、タクシーでカジノへ乗り込みます。カジノは、レンブラントの「夜警」で有名な国立博物館の前の運河をわたったところにあります。パスポートを見せて入場料を払い、いざ出陣です。夜遅いのと明朝、早く空港に行かなければならないため、時間がありません。2時間ほど、ルーレットとブラックジャックをして、なんとその日は運良く、約20万円ほどゲットして、さっさと退散しました。(そういえば前回もオランダに来たときもロッテルダムのカジノで一儲けしたことを思い出し、オランダのカジノと相性がよいのかも知れません。)帰りは、ふところに余裕があるため、タクシーでホテルへ直行です。ホテルに着いたらすでに深夜2時を回っていました。明日は、とうとう帰国の日です。カジノで勝ったため気持ちよく熟睡です。
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